正しく恐れる

こんにちは。

弊社ではテレワークが実施され、私は出社はしない予定ですが、ブログは更新していきたいと思います。

今日取り扱うのは水耕栽培からは脱線して「感染症」。

実は最近オリラジの中田敦彦さんのyou tubeを見て、それがすごく面白かったと同時に響いた言葉があったんです。

それが「正しく恐れる」こと。

コロナウイルスは4月9日現在世界で150万人の感染者が出て、死者は9万人を超えました。

恐怖ですね……
でも恐れることなかれ!
人類は歴史上数々の感染症に打ち勝ってきたのです。

正しい情報を取ることで、恐らく心の持ちようも変わってくるでしょう!ということで、今日は感染症について紹介します。

 

目次
①感染症とは?
②細菌とウイルスの違い
③感染症に打ち勝つ
④感染症とは

 

①感染症とは?
皆さん、感染症の言葉は聞きなじみがありますか?
あっても実際定義が分からないという方は意外に多いかもしれません。

感染症とは、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増殖し、発熱や下痢、咳等の症状がでることをいいます。

感染症には、インフルエンザのように人から人にうつる感染症のほかに、破傷風や日本脳炎のように人から人にはうつらず、傷口から、あるいは動物や昆虫から、感染するものも含まれています。

感染して発病する場合もあれば、ほとんど症状が出ずに終わってしまう場合もあります。

また、一度症状がでるとなかなか治りにくく、時には死に至るような感染症もあります。

コロナはここで言うと最初は動物からヒトに感染しましたが、ヒトからヒトへの感染が始まってから爆発的に拡大しました。

 

②細菌とウイルスの違い
コロナウイルスとも言われる通り、コロナは細菌ではなくウイルスの感染症です。

細菌とは体内で定着し、細胞分裂して自己増殖しながら細胞に侵入したり傷つける。細菌には細胞膜があり、その細胞膜を壊す薬を作れれば、克服できるのです。

ウイルスとは単独では増殖できないので、人の細胞に侵入や寄生をして増殖するものです。

細胞膜がなく人の体に寄生するため破壊しにくいという問題があります。理由はウイルス自体を叩いても、自分の細胞を一緒に叩いてしまうことになるから。

ですので治療薬が作りにくく、仮にできても、ウイルスは変化しやすくすぐに効かなくなってしまう、という問題があります。

 

③感染症に打ち勝つ
ウイルスは、人の細胞に侵入や寄生をして増殖すると言いましたが、ここで取り上げたいのが佐藤健太郎さん著「世界史を変えた薬」。

佐藤健太郎さんは東工大出身で医薬品メーカーの研究職、東京大学特任教授を経て現在はサイエンスライターをしている方です。

著書の「医薬品クライシス」では科学ジャーナリスト賞を受賞し、「炭素文明論」「世界史を変えた新素材」など一般人にも化学を広めるべく沢山の本を書いています。

「世界史を変えた薬」では沢山の感染症に対して人類がいかにして薬を開発し、世界の歴史を変えたのか書かれていますが、ここで取り上げたいのは、30年以上前に出現して、これまでの感染者数は7,800万人、死者は3,900万人にも上る感染症。

この感染症が次々と犠牲者を出した頃、時は世紀末にさしかかり、ノストラダムスの大予言がブームになるほど巷には終末ムードが漂っていました。

次々飛び込んでくる関連のニュースに接し、このままでは本当に人類はこの病気のために破滅するのではないかーーと慄然としたと佐藤さんは言っています。

 

皆さん、この感染症が何かお分かりでしょうか?

 

バスケットボール界のスーパースター、マジック・ジョンソンが引退に追い詰められ、ロック史上最高のボーカリストと讃えられた「クイーン」のフレディ・マーキュリーの命を奪った病気。

後天性免疫不全症候群、略してAIDSです。

コロナウイルスは飛沫感染だから全然違うじゃないか、と思う方もいるかもしれませんが、それはエイズに関して既に明らかになっていることが多いため恐怖が少ないからだと思います。

1982年にエイズと名付けられた病気は、この時には五大陸全てで患者が発生し、正体不明で治療法もなく、発症から2年で9割が亡くなるという恐るべき蔓延の仕方でした。

 

詳細は割愛しますが、そこから研究者のたゆまぬ努力により、HIVウイルスの正体を解明し、エイズの治療薬を世に送り込んだのが、現在熊本大学で教授を務める満屋裕明博士。(この下りは最高に面白いのでぜひ読んでほしい……)

エイズに対する闘いは、多くの分野の科学者により総力戦というべきもので、これによってエイズの死者数はピーク時よりも4割以上減少したんですね。

 

まさに人類の勝利とも言えるでしょう……。

 

④感染症とは
めちゃめちゃ割愛してしまいましたが、人類は感染症に打ち勝ってきました。

それは科学者の方々が、敢然と解明に取り組み新薬を作ってきた歴史があるからです。

今コロナウイルスが蔓延してますが、富士フィルムさんの「アビガン」は国内臨床第3相試験開始を発表し、海外の研究施設はコロナウイルスに効く成分の実験結果など発表しています。

 

先の見えない不安は勿論ありますが、人類はまたもや感染症に打ち勝った、といずれ言われるんだろうなと思います。

ただ恐怖するより、今対策としてできることをやるしかないですね!

マスク、手洗い、うがい、3密を避ける、健康な生活で免疫を上げる、徹底したいと思います。

 

私なりの「正しく恐れる」でした!